胸水との戦い.1胸水が一気に溜まった。管を入れて抜くことになる。 この処置はかなり大変だった、管は心臓の時とちがって管が太かった。 でも頑張ってました。本当に。 処置が終わった後、じぃじはケイタにこう言いました。 「これで楽になる、これでケイタと思いっきり遊べる。じぃじ頑張ったよ」 本当に前向きな人でした。 いつも言ってました。人生に後悔はない、ただケイタともっと遊びたい…。 2004年の12月までは当たり前のことだったんです。 当たり前が、当たり前でなくなる…。 神様は残酷ですね。 その後、炎症を起こさせて、胸水が溜まらないようにする処置をして 管を抜きました。 でも息切れは継続…。 ゴールデンウィークに入る前に退院となりました。 じぃじが希望したのです。 近所に鯉のぼりをいっぱい飾る土手があって 見に行く約束をケイタとしてたから。 しかし家に帰っても、動けなかった。 しんどさは変わらなかった。じぃじは初めて不安そうな顔をしました。 鯉のぼりも見にいける状態ではありませんでした。 とても悲しそうにしてました。 あの時無理にでもつれていってあげればよかった。 今でも後悔しています。 そして連休明け、病院に行き、そのまま入院となりました。 そして家に帰ることは、もうできなかったのです。 |